東山殿の館に詰める茶坊主{ぶん福}が散策で出会ったのが、化けて遊びに興じる一匹の狸。
ぶん福がこの狸を生け捕り屋敷に戻ると、酒を酌み交わしていた他の坊主どもは「晩飯は狸汁だ」と大喜び。
死んだふりしていた狸は恐ろしくなり逃げ出した。
茶坊主どもは庭の隅で茶釜に化けていた狸を見つけて持ち帰り、火にかけた。
その熱さに狸は驚き一目散に山へと逃げ帰った。
この話が東山殿の耳に入り、茶坊主どもを屋敷から追い出した。
行く当てもない茶坊主どもが野宿する姿を見つけた狸は大喜び。
彼らに仕返しの悪戯と、寝込む茶坊主のうえに金玉袋を広げ布団のようにかぶせた。
くさいくさい、と茶坊主は思うがいつの間にか玉袋の下で眠ってしまい、朝になる。
狸もいつしか眠ってしまい、目覚めた茶坊主に再び生け捕られ東山殿の前に引き出された。
これによって茶坊主どもは許された。
めでたしめでたし・・
